多肉植物はぷくぷく可愛くて育てやすい人気の植物です
多肉植物といえば、ぷくぷくした見た目が可愛くてインテリアとしても大人気ですよね。手間がかからないので、忙しい方や植物初心者にもぴったりの存在です。
ただし、「手間がかからない=何もしなくていい」ではありません。多肉植物ならではの育て方のコツがあり、それを知らないと意外とあっさり枯れてしまうことも。
今回は多肉植物の育て方の基本を、水やり・日当たり・土選びなど項目別に詳しく解説していきます。これさえ押さえれば、多肉植物との暮らしがもっと楽しくなりますよ。

多肉植物の基本知識を押さえておこう
多肉植物ってどんな植物?
多肉植物とは、葉や茎に水分を蓄える機能を持つ植物の総称です。サボテンも実は多肉植物の一種に含まれます。砂漠のような乾燥した環境に適応して進化してきたため、水やりの頻度が少なくて済むのが大きな特徴です。
種類の豊富さが魅力
エケベリア、セダム、ハオルチア、グラプトペタルム、カランコエなど、多肉植物の種類は数千にもおよびます。見た目も色もバラエティ豊かで、同じ品種でも季節によって紅葉したり色が変わったりするんです。コレクションする楽しみがあるのも人気の理由ですね。
サカタのタネの植物情報で多肉植物のさまざまな品種が紹介されています。
水やりのコツ|多肉植物で最も重要なポイント
「しっかり乾いてからたっぷり」が基本
多肉植物が枯れる原因の9割は水のやりすぎです。土が完全に乾いてから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげるのが正解。この「乾湿のメリハリ」がとても大事で、常に土が湿った状態は根腐れの原因になります。
割り箸を土に挿しておいて、抜いたときに湿っていなければ水やりOKのサインです。土の表面だけ見て判断すると内部はまだ湿っていることがあるので、この方法はおすすめですよ。
季節ごとに水やり頻度を変える
春・秋(成長期)は2週間に1回くらいが目安です。夏は休眠する種類も多いので月に1回程度に控えましょう。冬(休眠期)は月に1回以下で、品種によっては完全に断水することもあります。
葉のサインを見逃さない
葉がシワシワになってきたら水不足のサインです。逆にブヨブヨして透明感が出てきたら、水のやりすぎで根腐れの可能性があります。日頃から葉の状態をチェックする習慣をつけましょう。
日当たりと置き場所の選び方
日当たりの良い場所が基本
多肉植物は太陽が大好きです。窓辺の日当たりのいい場所に置いてあげましょう。日照不足だと「徒長」といって、茎が間延びした不格好な形になってしまいます。一度徒長すると元には戻らないので、日当たりは最初から意識してください。
真夏の直射日光には注意
ただし真夏の強い直射日光は、葉焼けを起こすことがあります。7〜8月はレースカーテン越しの光にするか、半日陰の場所に移動させると安心です。朝日が当たって午後は日陰になるような場所が夏場は理想的ですね。
風通しも多肉植物には重要
蒸れは多肉植物の大敵です。風通しのいい場所に置くか、サーキュレーターで空気を動かしてあげましょう。特に梅雨時期は蒸れによるカビや病気が発生しやすいので要注意です。
住友化学園芸のガーデンガイドでも多肉植物の管理方法が詳しく解説されています。

土と鉢の選び方で成功率が変わる
水はけの良さを最優先にする
多肉植物専用の土を使うのが一番確実です。自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)5:鹿沼土3:軽石2くらいの割合がおすすめ。一般的な花用の培養土は水持ちが良すぎて、多肉植物には向きません。
ホームセンターで売られている多肉植物専用土は、水はけと通気性が最適化されているのですぐに使えて便利です。100均でも多肉用の土が売られているので、まずはそこから試してみるのも手ですよ。
鉢は底穴があるものを必ず選ぶ
底穴のない鉢は水が溜まって根腐れの原因になります。見た目がおしゃれでも、底穴のない鉢は避けてください。素焼き鉢は通気性が良くて多肉植物との相性が抜群です。プラスチック鉢は通気性が低い分、水やり頻度をさらに控えめにする必要があります。
どうしてもおしゃれな鉢を使いたい場合は、底穴のある内鉢を入れてカバー鉢として使う方法がおすすめです。鉢のサイズは多肉植物の株より一回り大きい程度にとどめて、大きすぎる鉢は避けましょう。土の量が多いと乾くのに時間がかかり、根腐れのリスクが高まります。
多肉植物を増やす楽しみ方
葉挿しで手軽に増やせる
取れた葉を土の上に置いておくだけで、やがて根と小さな芽が出てきます。何もしていないのに新しい命が生まれる様子は、まるで植物の魔法を見ているよう。エケベリアやグラプトペタルムは葉挿しの成功率が高いですよ。
葉挿しのコツは、葉を丁寧に「もぐ」こと。途中で折れてしまうと成功率が下がるので、茎から横にスライドさせるように取り外すのがポイントです。取った葉は直射日光を避けた明るい場所に置いて、根が出てきたら軽く土をかぶせてあげましょう。
株分けで確実に増やす
子株ができたら、清潔なハサミで切り離して別の鉢に植えましょう。切り口を1〜2日乾かしてから植えると、雑菌が入りにくくなります。増やした多肉を友人にプレゼントするのも楽しいですね。
挿し芽(茎挿し)という方法もあり、伸びすぎた茎をカットして乾かしてから土に挿すだけで新しい株になります。徒長してしまった多肉植物の仕立て直しにも使えるテクニックなので、覚えておくと便利ですよ。
タキイ種苗の植物情報でも多肉植物の増やし方が紹介されています。

まとめ:多肉植物は「水をあげすぎない」が最大のコツ
多肉植物の育て方を一言でまとめると「放置気味に育てる」です。水やりの頻度が少なくて済むので、忙しい方や旅行好きな方にもぴったりの植物ですね。
ぷくぷくの葉っぱを見ているだけで癒されますし、コレクション性も高いので、育てれば育てるほどハマっていく方が多いです。ぜひ基本の管理方法を参考にして、多肉植物デビューしてみてください。

