緑のじゅうたんが広がる庭は誰もが憧れるもの。芝張りは庭のDIYの中でも比較的シンプルな作業で、初心者でも挑戦しやすいのが嬉しいポイントです。
この記事では、DIYでの芝生の張り方を手順ごとに解説します。張り方の種類や適した時期、お手入れのコツまで、初めての芝張りに必要な情報をまとめました。

芝張りに適した時期
ベストシーズンは3〜6月
芝張りに最適な時期は3〜6月です。この時期は芝生の成長が活発で、根が張りやすく活着(根付くこと)が早いです。特に4〜5月がゴールデンタイムで、ホームセンターにもマット芝が豊富に並びます。
避けた方がいい時期
真夏(7〜8月)は暑さと乾燥で活着が難しく、冬(11〜2月)は芝生が休眠期に入るため根が張りません。秋(9〜10月)は可能ですが、冬までに根が十分に張らないリスクがあります。
芝生の種類
高麗芝(日本芝)
日本で最も一般的な芝生です。暑さに強く管理が比較的楽で、初心者に最もおすすめです。冬は休眠して茶色くなりますが、春になると緑が戻ります。
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西洋芝
一年中緑を保つ「常緑芝」です。見た目は美しいですが、暑さに弱く、こまめな水やりと芝刈りが必要で管理の手間がかかります。寒冷地向きです。北海道や東北の高原地帯では西洋芝が主流で、冬でも緑色を保つ景観は見事です。ただし関東以南の暑い地域では夏に枯れやすく、初心者にはハードルが高いので注意しましょう。
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DIYでの芝張り手順
ステップ1:下地づくり
最も重要な工程です。雑草を根ごと取り除き、石やゴミも除去します。土が粘土質の場合は川砂を混ぜて水はけを改善し、全体をレーキで均してからしっかり踏み固めます。排水のために2%程度の勾配(1mあたり2cm)をつけておくのがポイントです。
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ステップ2:目土(めつち)を準備する
芝生専用の目土を用意します。目土は芝を敷いた後に隙間に入れるための細かい土で、芝の活着を助けます。ホームセンターで「芝の目土」として販売されています。
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ステップ3:芝を張る
マット芝をレンガ積みのように交互にずらしながら敷いていきます。目地が十字にならないよう上下の列で半分ずつずらすのが重要なポイントです。
主な芝の張り方
・ベタ張り:隙間なく敷き詰める方法。最も早く緑のじゅうたんが完成するが、芝の使用量が多い
・目地張り:芝の間に3〜5cmの隙間を空けて張る方法。芝の使用量が節約でき、目土から栄養が補給される
・市松張り:チェッカーフラッグ状に1枚おきに張る方法。芝の使用量は半分だが、全面が埋まるまで時間がかかる
ステップ4:目土を入れる
張った芝の上から目土を均一にまき、ほうきやレーキで目地や芝の上に行き渡らせます。芝の葉の先端が見える程度の厚さ(3〜5mm)にしましょう。目土が厚すぎると芝が窒息してしまいます。
ステップ5:たっぷり水やり
張り終えたらたっぷりと水やりをします。芝の下の土まで十分に水が浸透するよう、じっくりと散水しましょう。張ってから2週間は毎日水やりが必要です。根が活着するまでは特に乾燥させないよう注意してください。
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ステップ6:養生期間
芝を張ってから1ヶ月程度は、できるだけ芝の上を歩かないようにしましょう。根がしっかり張る前に踏むと活着が遅れます。
コメリのHowTo記事にも芝生の張り方が写真付きで詳しく解説されています。

芝張りの費用目安
| 材料 | 費用目安(10平方メートルの場合) |
|---|---|
| マット芝(高麗芝) | 3,000〜5,000円 |
| 目土 | 2,000〜3,000円 |
| 川砂(下地用) | 1,000〜2,000円 |
| 芝生用肥料 | 500〜1,000円 |
| 合計 | 6,500〜11,000円 |
芝生のお手入れ基本
芝刈り
成長期(4〜10月)は月2〜4回の芝刈りが必要です。芝の高さを2〜3cmに保つのが理想で、一度に刈る量は全体の1/3以下にとどめます。これを「1/3ルール」と呼び、芝に過度なストレスを与えずに済みます。10平方メートル程度の広さなら手動式の芝刈り機で十分で、ホームセンターで3,000〜8,000円程度で購入できます。刈った芝のくず(サッチ)は放置せず、熊手で集めて除去しましょう。サッチが溜まると通気性が悪くなり、病気の原因になります。
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水やり
春秋は週2〜3回、夏は毎日の水やりが基本です。朝の涼しい時間帯にたっぷり与えましょう。1回の水やりで土壌が2〜3cm深くまで湿る程度が目安です。夕方の水やりは夜間の蒸れにつながり病気が発生しやすくなるため、できるだけ午前中に行うのがポイントです。
肥料
年2〜3回、芝生用の肥料を散布します。春(3月)と秋(9月)が適期です。窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)がバランスよく配合された芝生専用肥料を、1平方メートルあたり30〜50g程度散布するのが一般的です。肥料を散布した後はたっぷり水やりをして、肥料が土に浸透するようにしましょう。
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エアレーション
年1〜2回、専用の道具で芝に穴を開けて土壌の通気性を改善します。踏み固められた土をほぐし、根の成長を促進します。ガーデンフォークや専用のエアレーションスパイクを15〜20cm間隔で差し込み、深さ5〜7cm程度の穴を空けていきます。エアレーション後は目土を入れて穴を埋め、水やりをすると根の回復が早まります。春(3〜4月)に行うのがベストタイミングです。
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芝生は管理を怠ると雑草だらけになったり、部分的に枯れたりしてしまいます。「きれいな芝生=こまめなお手入れ」と心得て、定期的な芝刈りと水やりを習慣にしましょう。
DIY Clipの記事にも初心者向けの芝生の張り方と育て方が紹介されています。

よくある質問(Q&A)
Q. 目地張りとベタ張りどっちがいい?
コスパ重視なら目地張りがおすすめです。芝の使用量が少なく済み、目地から栄養が補給されるため芝の健康にも良いです。早く緑のじゅうたんを完成させたいならベタ張りを選びましょう。
Q. 芝張りは1人でもできる?
10平方メートル程度なら1人でも1日で完了します。下地づくり(半日)→芝張り+目土入れ(半日)のスケジュールが目安です。
Q. 日陰の庭でも芝生は育つ?
芝生は基本的に日当たりを好みます。1日4時間以上の日照がないと、徐々に薄くなって枯れてしまいます。日陰の庭にはグランドカバー植物の方が適しています。
Q. 芝張り後、どのくらいで全面緑になる?
ベタ張りなら1〜2ヶ月、目地張りなら3〜6ヶ月、市松張りなら6ヶ月〜1年が目安です。春に張れば成長が早く、秋には十分な密度になります。
Q. 芝生の中に雑草が生えてきたらどうする?
少量であれば手で根ごと引き抜くのが確実です。芝生の中に生える代表的な雑草にはカタバミ、スズメノカタビラ、クローバーなどがあります。広範囲に広がっている場合は、芝生用の選択性除草剤(芝は枯らさず雑草だけ枯らすタイプ)が使えます。芝が密に生え揃うほど雑草は生えにくくなるため、芝刈りと施肥で芝を元気に育てることが最大の雑草予防になります。
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ミツモアの記事にも芝生の張り方の種類と手入れ方法が紹介されています。

まとめ
芝生のDIYは「下地づくり→芝を張る→目土を入れる→たっぷり水やり」の手順で完了します。3〜6月のベストシーズンに高麗芝を選べば、初心者でも失敗しにくいです。費用は10平方メートルで1万円前後と経済的。
張った後のお手入れ(芝刈り・水やり・肥料)は必要ですが、緑のじゅうたんが広がる庭の気持ちよさは格別です。ぜひDIYで芝張りに挑戦してみてください。

